Webデザイナー 竹田こんにちは!
ナマステデザインラボの竹田です!
レッスンの合間を縫って、写真を選んで、色を整えて、何度も作り直したチラシ。
ようやく刷り上がって駅前で配ってみたのに、体験レッスンの申し込みは1件も入らなかった…。
そんな経験があると、次にチラシを作るのがこわくなりませんか?
反応が出なかった原因は、デザインのセンスではないことがほとんどです。多くの場合、つまずいているのは「載せる情報の順番」と「チラシを見たあとの受け皿」の2つ。
この記事でわかることは、次の4つです。
- チラシの作り方を4ステップに分けた、着手前の決めごと
- 生徒さんが最初に見る情報と、載せる順番
- おしゃれなのに反応が出ないチラシの共通点
- 配る場所・時期と、配ったあとに起こること
今回はCanvaやWordなどのソフトを開く前に決めておくべきことを、教室の現場に当てはめて整理していきます。
ヨガ・ピラティス教室のチラシの作り方は、この4ステップで決まる
いきなりデザインから入ると、たいてい途中で迷子になります。先に決めるのは、次の4つです。


ステップ1|「誰の、どの1回」を狙うチラシか決める
チラシは1枚で全員に届けるものではありません。
「新規オープンを知らせたい」
「平日夜の新クラスを埋めたい」
「産後クラスの体験キャンペーンを知ってほしい」
など載せる内容は訴求でまるごと変わります。
読み手であるママが最初に確認したいのは、レッスン内容ではなく、
- 子どもを連れて行っていいのか
- 泣いたらどうすればいいのか
- どんな時間帯で実施しているのか
などです。ここに答えていないチラシは、どれだけ写真がきれいでも読み飛ばされます。
決め方はシンプルで、このチラシを見て、来てほしい人を1人だけ思い浮かべること。既存の生徒さんの中から、いちばん増えてほしいタイプの方を1人選ぶのがいちばん早いです。
ステップ2|載せる情報を絞る
作っていると「あれも載せたい」が増えていきます。
- 全クラスのスケジュール
- 講師全員のプロフィール
- 講師の持っている資格
- 料金プランの全パターン
ところが情報が増えるほど文字は小さくなり、結果としてどれも読まれません。目安として、A4片面なら伝えたいことは1つ。
ステップ1で決めた「どの1回」に関係のない情報は、思い切って外してしまいましょう。外した情報は、ホームページやInstagramに置いておけば大丈夫です。
ステップ3|デザインより先に、順番を決める
チラシは上から下へ読まれます。だから、
読み手の不安が消えていく順番=申し込みまでの順番
に並べるのが基本です。並べ方は次の章で扱いますが、大事なのは「レイアウトを触る前に、紙に箇条書きで順番を書き出す」という手順そのもの。
ここを先にやっておくと、制作の途中で構成が崩れなくなります。
ステップ4|チラシを見たあとの受け皿を、先に用意する
もっとも抜けやすいのがここです。チラシを受け取った人の多くは、その場では申し込みません。持ち帰ったあとに教室名で検索してから判断する人も少なくありません。
そのときに出てくるホームページやInstagramが、チラシの反応を最終的に左右します。配る前に、検索して出てくる場所が最新の状態になっているかを確認しておいてください。
着手前に潰しておきたい3つ
次の3つは、作り始めてから気づくと制作が止まります。先に確認しておくとスムーズです。
1. 使える写真があるか
スタジオの内観、レッスン風景、講師の顔写真。暗い写真しかない場合は加工の依頼も検討する
2. 申し込み先が電話番号だけになっていないか
LINE・予約フォーム・Instagramのどれかを用意する
3. 配布方法と部数が決まっているか
手配りかポスティングか設置かで、紙のサイズも情報量も変わる
チラシに載せる情報と順番|生徒さんが最初に見る3つ
先生が伝えたいことと、生徒さんが知りたいことは、ズレることもあります。体験に来る前の方がまず探しているのは、レッスンの効能とは限らないからです。
- 「どこにあるか」
- 「いつやっているか」
- 「初めてでも大丈夫か」
この3つの観点で生徒さんの立場に立つと、次のように優先順位はもっとはっきりします。


子育て世代の方
「子連れで通えるか」「駅から近いか」を最初に確認する
40〜60代の方
「初心者歓迎か」「きついレッスンではないか」がわかると安心する
仕事帰りに通いたい方
「平日夜もやっているか」「初回はいくらか」が決め手になる
これを踏まえた、載せる情報のチェックリストです。上から順に並べると、ほとんどの教室でうまくいきます。
- 誰のためのレッスンかが1行でわかるキャッチ(例:「産後の体を、赤ちゃんと一緒に整える」)
- 場所(最寄り駅からの徒歩分数と、わかりやすい目印)
- 日時(曜日と時間帯。全枠は載せず、代表的な枠だけ)
- 初めての方への一言(持ち物・服装・見学の可否)
- 体験レッスンの料金と申し込み方法
- 講師の顔写真とひとこと
- 予約先(LINEや予約フォームのQRコード)
「目を引く」の勘違い|おしゃれなのに反応がないチラシの共通点
チラシの作り方を調べると「目を引くデザインにしましょう」とよく書かれています。
ただ、目を引くというのは派手にすることではありません。受け取った人が3秒で「自分に関係がある」と気づけることです。
反応が出にくいチラシには、共通点があります。


1. 教室名やロゴがいちばん大きい
読み手はまだ教室を知りません。知らない名前を大きく置かれても、自分に関係があるかどうかは判断できません。いちばん大きくすべきなのは、「誰の、どんな悩みのためのレッスンか」です。
2. 情報が詰まりすぎて、何のチラシかわからない
全クラス・全料金・全資格が並ぶと、読む前に読むのをやめられます。
3. 写真が暗い、スタジオの雰囲気が伝わらない
ヨガ・ピラティス教室のチラシは、写真の明るさで印象がほぼ決まります。手持ちの写真しかなくても、撮り方やレタッチ(写真の補正)で変わる部分は大きい要素の一つです。
4. 申し込み方法が電話番号だけ
スマホでチラシを見た人が、そのまま動ける導線になっていないパターンです。QRコードが1つあるだけで、行動までの距離がぐっと縮まります。
5. 配色がレッスンの印象と合っていない
癒し系のクラスなら暖色系でやわらかく、産後クラスなら丸みのあるシェイプで、というように、レッスンの温度感と紙面のテイストは合わせておきたいところです。
作ったあとが本番|配る場所・時期と、チラシを見た人の受け皿
配り方の選択肢と向き不向き
| 配り方 | 届きやすい人 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 駅前の手配り | 通勤・通学の生活動線にいる人 | 仕事帰りに通える夜クラスの告知 |
| ポスティング | 教室から徒歩・自転車圏の人 | 子育て世代・シニア向けクラス、新規オープン |
| 近隣店舗・整骨院・カフェへの設置 | 相性のよい客層 | 枚数は少なくてよいので質を優先したいとき |
| スタジオ内での手渡し | 既存の生徒さん | 紹介・新クラスのお知らせ |
整骨院と併設している教室なら、体の不調をきっかけに来た方へ設置型で届けるほうが、駅前で不特定多数に配るより話が早い、という考え方ができます。教室の立地と、来てほしい人の生活動線を重ねてみてください。
ポスティング時期については、「イベント告知は開催の1か月前」を目安として挙げられています。新クラス開始や体験キャンペーンなら、1か月前ごろに1回目を配りましょう。
配ったあとは検索されることを前提にする
チラシを見て気になった人は、その場で申し込む前に、スマホで教室名を検索することがよくあります。そこで出てきたホームページが、
- 数年前のまま更新されていない
- Instagramの最新投稿が半年前で止まっている
となると、せっかく興味を持ってもらった気持ちがそこで止まります。
チラシ・ホームページ・Instagram・LINEは、それぞれ別の施策ではなく、体験予約までの1本の導線として考えると迷いません。ホームページの費用感から検討したい方は以下の関連記事もご覧ください。


配る前の判断基準
配布前に必ずやっておきたいことが1つあります。チラシのQRコードを自分のスマホで読み取り、予約完了までを自分でやってみることです。
- QRコードは読み取れるか(印刷サイズが小さすぎないか)
- 開いたページはスマホで見やすいか
- 予約フォームに、答えにくい項目が入っていないか
- LINEに登録したあと、最初に何が届くか
この4つで引っかかりがあれば、チラシを刷り直すより先にそちらを直す方がおすすめです。
まとめ
ヨガ・ピラティス教室のチラシの作り方は、デザインの上手さより「決める順番」で結果が変わります。
- 誰の、どの1回を狙うチラシかを先に決める(全員に向けない)
- 生徒さんが最初に見るのは場所・日時・初めてでも大丈夫かの3つ
- 「目を引く」は派手さではなく、3秒で自分ごとになること
- 配って終わりではなく、検索されたときの受け皿まで含めて1本の導線にする
「チラシは作ってみたけれど、これで合っているのかわからない」という状態でも大丈夫です。ナマステデザインラボは、ヨガ・ピラティススタジオ専門で、チラシとホームページ・Instagram・体験予約までの導線をまとめて整えています。
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参考・参照URL
- ハルのヒカリ様|チラシ(自社制作実績): https://namaste-design.com/archives/337
- チラシ制作費用の相場データ出典: PRONIアイミツ「チラシデザインの平均費用と料金相場」 https://imitsu.jp/cost/design_office/article/flyer
- チラシ制作費用の相場データ出典: TenCy「チラシのデザイン・制作費用の相場【2026年最新版】」 https://tency.co.jp/news/flyer-cost-estimating-marketprice/
- チラシ制作費用の相場データ出典: @SOHO「チラシデザインの相場 2026」 https://atsoho.com/blog/flyer-design-cost
- チラシ制作費用の相場データ出典: タイタン・アート「チラシデザイン制作の料金相場【2026年最新版】」 https://titan-art.com/12249
- チラシ配布時期の目安(外部記事): 株式会社アドワールド「配布のタイミングで反響が変わる? ~業種それぞれの反響時期~」 https://adworld.co.jp/column/know-how/season-echo/
※掲載している費用は、デザイン費・制作費の目安(税別)です。印刷費・撮影費・ライティング費は含みません。仕様や依頼先によって実際の見積もりは前後します。金額の出典は上記のとおりで、2026年8月時点のものです。







